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エキシビション

JUGEMテーマ:フィギュアスケート

 

昨夜観たエキシビションの羽生くんがまた

一段と美しかった。「瀕死の」とか言う

ほどではなくてもどこか傷ついてるよう

に見える白鳥でした。だけどそれでも、

強く羽ばたこうとしているかのような。

 

そして演技全体として、音と躍動の中に

静寂と静止がある、と感じた。

耳が聴き、目が観るものに、「無」が忍び

こみ、さらにその「無」に大きく抱かれて

いるようなそんな印象を受けました。

矛盾している。

羽生くんはいつも矛盾というバランスの中

にいる。両極が常に同時に存在している

みたいな。だから、愛される一方で憎まれ

てもいるのかもしれない。

 

エキシビションの後のインタビューは

試合後のそれとはちょっと違っていて、

いつも見せようとする「強い方」ではなく

「弱い方」の内面がひっそりと顔を出して

いて、心にシンとしたものが残りました。

 

ここから先のストーリーはまだ何も決まっ

てはいません。羽生くん自身以外からの、

こうなってほしい、こうしてほしい、

なんていう願いや期待は全部、トリノの

氷の下に沈めてしまえばいい。それは

人々それぞれの人生でありその中にある

欲望に過ぎないのだから、そんなものの

結晶になんてならなくていいよ。羽生くん

は羽生くんの願いと期待だけに従って、

重いものは背負わず自由に飛んでほしい。

そしてこれも願いだという矛盾(笑)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

夏生(なつを) * 羽生結弦 * 11:41 * comments(2) * -

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コメント

羽生君って、
ちょっと傷ついて…くらいな時が、しっとりとした美しさが増すんですよね!なんでかな?

グランプリシリーズを振り返っての雑感なんですけど、
あらためてパトリック・チャン選手やフェルナンデス選手って魅力的なスケータだったなあと
そして、その前のプルシェンコさんはもちろんランビエールさんとかも、滑っているだけで絵画を見ているような、芸術的なスケーターさん、周りいない、いつの間にか、いなくなった

4回転という大技を飛ぶには、体操の経験があるネイサンみたいな運動力が必要だし、フィギュアスケートの形態が変わったし、それを変えた自覚があるから、羽生君別の意味でつらいんでしょうね

でも4回転を二種類以上、3回以上確実に決められる選手なんて、今シニア全体見渡しても、たぶんそういないんじゃないかなあ

Comment by MISAKO @ 2019/12/11 2:53 PM
そうですよねえ、確かに。
美しさ増しますよね。
そして、2016年くらいから年々、年を取るごとに綺麗になってる気がします。
平昌の羽生くんが美しすぎて今が一番綺麗な時かと思いきや、昨年、今年、と磨きが更にかかってて怖いです。
私は悪鬼のように美を貪りたいマンですけど羽生くんはこれ以上美しくならなくていいから幸福になってほしい。

フィギュアスケートって、難しいスポーツですね。つくづく、採点競技というのは難しいものだな、と感じます。
スケート界全体について考察するのは私のポンコツな頭では難しく、あまり深く考えないようにしています。確かに今の流れを作ったのは羽生くん本人というところはあるので、複雑な思いはあるのでしょうね。

今後のスケート界で何がトレンドになっていくか、どう発展していくのか、ということは別にして、羽生くんが自身の足の状態、年齢、メンタル等をかんがみて
無理をしすぎることなく理想の演技を完成させた上で現役を終えられるといいな
と思います。
Comment by 夏生 @ 2019/12/11 4:09 PM
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