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残像

JUGEMテーマ:つぶやき。

 

ジャニーさんが亡くなったからというわけ

でもないのですが、ここのところちょっと

回想モードで、昔の雑誌をめくったりして

いました。

 

最近はあまり雑誌を買わなくなりました。

岡田くんを好きだった時がピークで、

載っていれば吟味とかせず全て買い、

アイドル雑誌も毎月三冊か四冊買っていた

と思います。

昔の雑誌をめくると昔の岡田くんの姿が

写真として残っていて、写真と合わせて

インタビュー記事を読んだりすると当時

の自分の気持ちと当時の岡田くんの鮮やか

な印象が浮かびあがります。

あまりに色褪せず鮮烈なのでハッとして

しまうほどです。

その印象。
岡田くんは、斜め横顔を見せながら本を

読んでいる。たまにうるさそうに前髪を

指で払いながら、壁に背中を預けてひたすら

に本を読んでる。凛とした眉の下の目は伏せ

られていて穏やかな光を放ち空間に音はなく

ただ静かな時間が流れている。

そう、私にとって岡田くんとはこういう印象

でした。ものすごく久しぶりにこの像を思い

出しました。あの頃、心の中にいつもこの本

を読む岡田くんの像があって、だから歌ったり

踊ったりバラエティ番組ではじけようと頑張っ

ていたりする姿はちょっと恥ずかしそうに見え

て、でもその恥ずかしそうに見えるところがまた

良くて、しっかり〜!と思いながら見てた。

 

印象とギャップがあるのは面白くて、嫌じゃ

なかったのです。でも次第に、私が勝手に創り

上げた像からどんどん遠ざかってゆき、うまく

結び付かなくなり、そうなった時に心が離れた

という状態に気づき、その像自体も思い出さ

なくなりました。だからそんな像を創り上げて

いたことをすっかり忘れていて、思い出して

みたらやたら鮮明で、あれ、こんなCMとか

あったんだっけかと思ったくらいです。

何かを好きになるということはその何か

が強い印象となって心に棲みつく、という

ようなことなのかもしれないです。

それは、出会った時のシーンかもしれない

し、単純に姿かたちかもしれないし、言葉

とか感触とか、視覚以外のものかもしれない。

中二の時付き合ってた男子の眼鏡とその奥の

丸くて黒い瞳、お気に入りだったヒョウの

ぬいぐるみの匂いと長いしっぽの手触り、

薬師丸ひろ子の目の下のほくろとひゃらひゃら

した笑い声、大きな口の形やうなじや横顔が

はっきり浮かんでくる小説の中の人。

西川貴教は東京ドームの最終日に浅倉大介さん

に抱き締められていた小さな小さな肩。

どれも色褪せずにちゃんと今ここにある。

佐藤健くんの場合は、あのくすぐったそう

にもどかしそうに笑いながら喋る時の声と

切れあがったような目、横顔の鼻から唇、

顎にかけての完璧なラインが、プロモ映像

みたいに浮かんできます。浩市さんはぶす

むくれた表情と暗い瞳と唇と声の響き。

V6は初めて観たコンサートの空気と情景。

他の人がどうなのかは知らないけど、自分

の場合はどうも、これまで好きになった人、

もの、たちのその印象が透明な箱に詰めら

れたような形でずっと保存されているみたいです。

そしてそれが、今目の前に存在している、

動いているそれそのものよりも、むしろ

ずっと鮮やかに生き生きとしてここにある、

かもしれない。

 

私は私の中にある残像をこそ、ずっと追い

かけている。そんな気がしてきました。

そう考えるとずいぶんと冷淡で後ろ向きで

そもそも自分の内側にしかベクトルが向か

っていない。

 

けど、好きなものが増えればそれだけ、

透明な箱に入った宝物が増えるということ

なので、ま、いっか、とも思います。

夏生(なつを) * ひとりごと * 14:51 * comments(4) * trackbacks(0)

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コメント

夏生さん、本当にお久しぶりです。oliveです。
またこうして夏生さんの書かれた記事を拝見できるなんて、夢のようです。

この数年、夏生さんはどうしていらっしゃるだろうか、お元気だろうか…と思いつつ、ネット界に漂っていてもどこかポッカリとしたさみしさを抱いておりました。
もちろん夏生さんのお気持ちや体調が一番大切なことで、続けていってくださることを強要したいわけではないのですが、今こうして最新の記事を拝見できることがただただもう、しみじみと嬉しいです。

そう、十二国記の新刊のニュースを知ったときも、きっと夏生さんも喜んでいらっしゃるだろうなあ!と勝手に思っていましたので、下の記事でその話題が書かれてあって嬉しく思いました。

そして羽生くんの話題が!!
私はフィギュアスケートは、アンチの存在にかなり疲弊してしまい競技自体から遠ざかって久しいのですが、夏生さんの文章で語られる羽生くんの話題はアンチのことも含めて本当に興味深々です。

こちらの記事の岡田くんのことについては、読んでいて胸が切なくなりました。
私もつい最近、当時の岡田くんの映像が目に入ったことがあって、あの時の気持ちが一瞬ぶわあっと蘇ったことに驚いたので。
今の岡田くんを見ても何も思わないのに、あの時岡田くんを好きだった私は確かに自分の中に存在しているんだな、という不思議な感覚でした。
そうでした、寡黙で、ものすごい読書家で、本当に美しい人でしたね、岡田くん。
夏生さんの「透明な箱に入った宝物が増える」というお言葉があまりにも素敵で泣きそうです。

なんだか久しぶりにお邪魔しているにも関わらず、長々とごめんなさい。
再開を知って、あまりにもギャーと興奮して、もっと落ち着いてからコメントしよう、どんな内容でコメントしよう…と考えたつもりが、いざ書き出すととりとめのない文章をお送りしてしまって。
でも本当に、嬉しいの一言に尽きます。
是非これからもお邪魔させてくださいね。
Comment by olive @ 2019/07/15 10:57 PM
oliveさん!
いただいたコメントにoliveさんの名前を
見た時、すごく、とても嬉しかったです。
実はずっと、今お元気なんだろうかとか絵は
描かれてるんだろうか、とか、ネットから離れて
いる間も心のどこかで気になっていました。
本当なんです。でもまさか、まだここを見て
くださってるとはまったく思っていませんでした。

挨拶もなくブログをやめて、最後に
書いた記事にいただいていたコメントにも
お返事をしないままでごめんなさい。
体調の心配をしていただき、ありがとうござい
ました。体はだいたいいつも元気だったのです
が、ネットに存在するぶんのパーソナリティ
を保つエネルギーがありませんでした。
ネット上では3年間死んだも同然で居場所も
なくせっかく芽生えた交流も自ら手放して
失くしてしまいましたが、でも何も根拠なく
oliveさんとはまたいつかどこかでお会いできる
ような気がしていました。きっと何かの形で活動
されていると思っていて、私がそれを見つける形
でお会いする日がくるのではないかという、願い
というか、希望を持っていました。oliveさんの
描く絵と優しく繊細な世界観がとても好きだったので。
3年の間、ネット環境も変わってしまって
以前の「お気に入り」もなくしてしまいました。
oliveさんが今もどこかで絵を描いたりされて
いて、さしつかえなかったらその場所を教えて
いただけないでしょうか。コメント欄の方に
貼っていただいた場合、差し支えるようでしたら
非公開のままにしておくこともできますし
メールアドレスもまだ生きています。

十二国記!
本当に今も信じられず若干出ることを
疑っています。新刊が書店に並び、それを
持ち帰って机の上に置いたらとりあえず読む
前に泣くと思います。

フィギュアスケートは、そうですよね。
芸能界にいる誰かを応援するよりずっと
疲弊する世界ですよね。それはよくわかって
いたのですが、羽生くんの魅力には抗えなかった
です。アンチについては否定したいとか批判し
たいとかではなく、ちょっと思うところがあり
いつか書ければと思うのですが難しいテーマ
なので腰は引けてます。

岡田くんにとっては「美しい」とか「可愛い」
とかは自分を正当に評価する言葉ではなく、
もっと別の何かになりたいと思っていて実際
その別の何かに今なられていると思うので
ご本人が幸福でよかったと思います。
私は単純に「美しい!」とか「可愛い!」
とか身悶えさせてくれる対象がほしくて
そう思わせてくれるものを愛でることが
日々の糧になるんだと思います。

しかし自分で書いておいて何ですが、好きな
ものの好きな部分を透明な箱にいれてしまって
おくって考えようによっては猟奇的ですよね。
Comment by 夏生 @ 2019/07/16 1:38 PM
夏生さん、ウウッ(涙)お言葉ありがとうございます。
嬉しすぎて、昼休憩中ご返信を読みながら思わず泣きそうになってしまいました。
こんな風に夏生さんとまたやりとりできるだなんて。
やっぱり夢なんじゃないか…いやしかし現実…とウキウキしっぱなしです。

しかも、夏生さんが大変な中、私のことを思い出していてくださったなんて。
うまく言葉にできませんが、私も必ずまたお会いできると思っていましたので…(涙)
人とのご縁をそんなに大事にしてる方でもないのですが、夏生さんとのご縁は、どうにか切れませんようにと願っていました。
また繋がることができて本当にありがたいです。

私は今までツイッターで細々絵を公開していたのですが、昨年末あたりからそちらも更新が止まっていて今何も稼働してない状況でしたので、以前使用していたブログをリニューアルして再開することにしました。
とりあえず今しがた、今まで描いた絵を勢いのままボンボン投入してきました(笑)
ファンアートばかりですが…
私の絵を思い出してくださって、好きといっていただけるなんてこんなに嬉しいことはありません。
創作の活力をありがとうございます。

そして、最後の「猟奇的」というお言葉にハッとしてしまいました。
な、なるほど…そういう見方もあるのですね。
私は好きなものに対して非常に移り気で、美味しいところだけ切り取って消費していってるだけの気がして、そのことに罪悪感を覚えたりもしていたので、夏生さんのお言葉をものすごく肯定的に捉えて喜んでいました…笑。
でもやはり、好きなものの好きな部分だけだったとしても、透明な宝箱が増えるのは素敵なことだと思います…たとえ罪悪感があっても…肯定したいです、自分のためにも(笑)
Comment by olive @ 2019/07/17 12:40 AM
「海のなべぶた」!!
そうでした、それがoliveさんのブログのタイトル
でしたね。再開されて、また絵が拝見できると思う
と本当にワクワクします。
私が「見たい」と思ったことが創作の活力に少し
でもなれたのならこんなにありがたく光栄なこと
はありません。oliveさんのキラキラした才能は
芸能人有名人の美しさと同じく見る人に喜びを
渡す力があると思うので、どうか大切になさって
ください。私は絵が描けないのでoliveさんみたい
な方が本当に羨ましいのです。

「猟奇的」というのは言葉が怖すぎたかもしれ
ないですが(笑)、才能や美しさをこちらの快楽
のために消費するということは冷酷で残酷な一面
もあるのかもしれませんね。
Comment by 夏生 @ 2019/07/17 3:42 PM
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