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羽生くんのファンになった経緯

JUGEMテーマ:フィギュアスケート

 

平昌オリンピックが開催されていた当時、私は

実家にいて腰痛に苦しんでいた。

家族四人のうち私以外全員が腰痛持ちにも関わら

ず、私自身はこれまで腰痛とはほぼ縁がなかった。

半月以上経っても収まる気配はなく母は悪い病気

なのではないか病院に行ったほうがいいのではと

心配したが、自分ではなんとなく、この腰の痛み

が精神からくるものだということに気づいていた。

 

いつ何をするかわからない人が家にいてその人の

糞便の始末をするのが日課でそれが自分の父親で

この生活がいったいいつまで続くのか先がまったく

見えない、という状況に疲れ果てていた。

限界を感じていた。

 

特に冬の朝のトイレ誘導はつらい。

朝5時、寒くてまだ外は暗くて眠いのに起こさない

といけない。服用している薬のせいもあって尿量が

多いからベッドのマットまで水浸しになるおそれが

ある。父はすんなりとは起き上がらないしトイレに

も行こうとしない。大声をあげる。私も母も怒鳴る。

手が出ることもある。その間にも尿が漏れている。

地獄絵図。毎朝こんな。

 

オリンピックが始まるといったって特に楽しみにも

していなかった。ただ羽生くんの怪我の具合がどう

なのか本当に試合に出られるのか、だけは気がかり

だった。11月に行われたNHK杯で負傷・欠場して

以来、彼に関する一切の情報が漏れ伝わってもこな

かったので。

 

成績とかそういうことより本当に出られる状態なの

か、ということを疑っていた。そしてオリンピック

を二連覇して有終の美を飾った後引退する、という

彼の目標が叶わなかった場合、そのまま引退するの

か、それとも現役を引き伸ばして次の優勝を目指す

のか、ということが関心の焦点だった。

 

私はまだこの当時、「羽生くんのファン」とは言え

なかったが、好きではあったので、結果がどうでも

現役が伸びるのならもう少し見ていられるからそれ

はそれで嬉しいな、と考えていた。

 

過去に書いたフィギュアスケートについての記事で

羽生くんについては「二次元ぽくて細身で中性的で

狂気をはらんだ天才肌という自分が好きになる条件

は完璧に揃っている人だとは思うが好きになったら

しんどそうだから外野から興味深く眺めてるくらい

がちょうどいい」みたいなことを書いてた。

 

ショートプログラム当日、目を覆うような気持ち

でテレビを見つめていた。が、こちらの予想に反

し、ほぼ完璧な演技。これまでも本番で異様な強さ

を見せてきた選手だったけど、さすがにこれは度肝

を抜かれたというか「は?」ってかんじだった。

魔法使いか何かだろうかと。そして彼の演技を見

ている間だけ、腰の痛みが引いていた。というの

は、次の選手の演技が始まったらとたんに腰が痛

かったことを思い出したので。

 

翌日。ショートは録画していなかったがフリーは

録画しながらリアルタイムで見ていた。この演技

はおそらく何度か見返すことになるだろうという

予感があったので(ちなみにその後百回以上見た)。

ジャンプにミスはあったもののの、美しさが凄ま

じい演技で、ぶるぶる震えながら見た。

 

2シーズン前に同じ演目で最高得点を二度更新

した演技を、どちらもテレビで見ていて凄いなあ

と思ったし、この演目は羽生くんに似合ってると

思っていたけど、ここまで幽玄で精妙で神聖さを

帯びた美を表現している、とは感じていなかった

と思う。

 

とにかく最初のポーズをとったときの表情から

厳かだった。演技をはじめる前の表情で、大方

の予想がついてしまうところがあるが、羽生くん

のあの顔は「絶対的」だった。

 

フィニッシュを見届けてから、また腰が痛いこと

を思い出した。その後、本当に不思議な話なのだ

が、録画でこの時の演技をリピートしている間だ

け、腰痛が治まっていた。

 

ファンになるでしょ、こんなの。

 

という経緯でした。

それからしばらくして腰が痛いのも治まりました。

ていうか、実家から自宅に帰ってきたらすぐ治った。

現金なものです。

 

別に羽生くんのファンブログとして続けたいと考え

て再開したわけでなく、だいたい私みたいな半端な

ファンが彼について書くのも恐ろしいというかおこ

がましく、今後彼に関する記事をあげるかどうかは

わからないけど、「アンチ」についての考察は挑戦

したいテーマ。難易度はとても高いけども。

 

羽生くんの何に興味があるかってまず一番は「脳」、

あの高性能な脳に関心があるのですが、羽生くんに

凄まじいアンチがつくのもまた、彼の最大の武器

であろう「脳」も関わりがあるような気がしていて。

 

小野不由美の「魔性の子」をつい思い出してしまう。

本人に非はないのに、その存在が持つ大きな力に

よって周りから隔てられてしまう、泰麒の物語を。

夏生(なつを) * 羽生結弦 * 16:38 * comments(2) * trackbacks(0)

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コメント

やりとりをさせて頂くようになってから、間もないのに
押しかけてごめんなさいです。。が、
夏生さんといろんな感覚が似ていて、びっくりしてます。

私は小さい頃からフィギュアスケートが大好きで
たくさんの選手を応援し、演技を楽しませてもらいましたが
ファンになったのは羽生結弦さんが初めてです。
王子様として追っかけてはいません(笑)
彼のタレント(ギリシャ語本来の意味で)に強く惹かれてます。

「アンチ」考察、ぜひ読んでみたいです!(仰るとおり、危険区域ですが…)
ちなみに、たけるさんが今、いちばん会ってみたい人も羽生結弦さんだそうです。
Comment by 星屑 @ 2019/07/07 10:56 PM
趣味合いますね(笑)。
以前こちらにコメントくださった方で
やはりたけるくんとフィギュア、特に
羽生くんがお好きという方がいらしたか
と思うのですが。私が思うにたけるさんが
お好きな「天使な小生意気」ってたけるさん
本人みたいでもあるけど、羽生くんみたいでも
あるかなあと。女性、的な美しい、外見の中に
「漢!」という中身が入ってるというバランス。

私はスケートはずっと女子カテゴリーばかり
見ていて男子はそんなに、だったんです。
男子で好きな選手少しいたけどあまり熱心
ではなく、羽生くんが出てきてからちゃんと
見るようになったかんじです。

「アンチ」というあり方自体に結構興味が
あるんですよね。単純に「嫌いでいる」の
とは違って積極的に情報を収集してそれに
ついて熱く(悪く)語るっていうあのエネ
ルギー、面白いなって。あまり深遠を覗く
のも良くないってわかってるんですけども。

たけるさん、最近も「会ってみたい」って
仰ってたみたいですけど結構昔にも確か
「スケート教えてもらいたい」って言ってた
ような。神木くんも舞台挨拶で好きって発言
されてたみたいですね。
Comment by 夏生 @ 2019/07/08 1:31 PM
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